第254回 black COFFEEZ『SUGAR FREE』

SUGAR FREE

SUGAR FREE


ややこしいことに、black COFFEEZの『SUGAR FREE』というCDは2種類あります。上に挙げたのは、アルバムの『SUGAR FREE』で、これは簡単に入手できます。
もう一つ、シングルの『SUGAR FREE』があって、これは、タワレコ新星堂で限定発売されたものです。
ちなみに、タワレコ新星堂で、CDのジャケットが違います。新星堂の方はこちらから、タワレコの方はこちらから、入手できます。3曲入りながら、888円という(やや)低価格となっています。


ですが、例のごとく、3曲のうち2曲がアルバムに収録されており、「SUGAR BOOGIE N°5」はRemixが収録されています。私はさすがに、シングルは一枚しか持っていませんが、コレクターの方や物好きの方は2枚プラスアルバムをどうぞ。


さて、肝心のblack COFFEEZなのですが、先のリンクをたどってもらえればわかると思うのですが、相当な人数が集まった覆面集団です。
とはいえ、だいたいのメンバーは予想できます。だいたいはNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDK.O.D.P.周辺の人たちです(そもそもNITRICH RECORDSから出ているわけですから)。中には、覆面だというのに、名前を言っちゃっている人もいます(まあ、多くは第一声でわかっちゃうのですが)。
誰が出てくるか期待した割には、驚くようなアーティストは出てきません。あえて挙げるならば、HOKTとプロデュースだけだと思っていたMUROでしょうか。


誰が登場するかはわかりませんが、プロデューサーの名前だけは、トラックリストからわかります。先にあげたMUROのほかに、DJ MISSIEやTOSHIKI DA HARDBOP、FORCE OF NATUREからKZAという名前もあります。
参加人数が多いせいか、一曲一曲が結構長いです。ちなみに、私のお気に入りはMUROプロデュースの「SUGAR BOOGIE N°7 5/8」です。いかにもMUROさんが好きな、”らしい”トラックです。black COFFEEZという名前もぴったりくるトラックです。


ここからは予想ですが、このblack COFFEEZという企画自体がMACKA-CHINのにおいがプンプンします。アルバムのほとんどの曲のタイトルが英語なのに、一曲だけ「順子通」という妙なタイトルがあります。このプロデュースが「鱈」によるものなのですが、こんな訳のわからない曲名をつけるのは、あの人くらいに決まってます。