第549回 ZEEBRA『Stop Playin’ A Wall』

Stop Playin’A Wall

Stop Playin’A Wall


今回はZEEBRAの最新シングルを紹介しましょう。
ZEEBRAもだいぶシングルを出しましたね。この位のキャリアになると、もう何枚出したのか、調べないとわかりません。


アルバムごとに性格が分かれているので、先行シングルもそれぞれの「色」が感じ取れます。
今回のシングルで言えば、クラブ初心者、とりわけ、遊び慣れていない女性のために作ったような、とてもわかりやすい作品です。
タイトルの「Stop Playin' A Wall」も「雲の上のHeaven」も、とても基本に忠実な感じで、聴き心地も良いです。
過去の作品が好きなファン(私も含めて)には、少し物足りないかもしれません。バスケットボールの大会のCMソングだった「Top Of The World」でさえ、CMの時とヴァージョンを変えたらしく(私の気のせい?)、思ったよりはゆっくりと曲が進行していきます。


このシングルから想像すると、次のアルバムは『TOKYO'S FINEST』にやや近く、クラブ・ミュージックを意識しつつも、HIPHOPビギナーにもわかりやすいアルバムになるのでしょうか。
客演も含め、数々の作品を作り出しながら、また違った趣向の新しい曲を作るとは、さすがZEEBRAといった感じでしょうか。