第603回 m-flo『Yours only, / Lies』

Yours only,/Lies

Yours only,/Lies


そう熱い思い入れはないものの、m-floのリリースしたCDは全部持っているだろうなと思っていたら、お店で初めて見たCDがありました。
CDを見ると、

01.Yours only,(Symphonic Orchestra Version)
02.Lies(Giant Swing Mix)
03.Yours only,(Original)
04.Yours only,(Original Instrumental)

とあったので、「これだけRemixものが入っていたら、うちにはないはず」と一人合点し、購入しました。


しかし、家に帰ってみて調べてみると、これはどうやらアルバム『EXPO EXPO』とRemixアルバム『エキスポボウエイロボット「グラン・ソニック」』の間に出された、”Remixアルバム”の先行シングルだったのです。
つまり、「Yours Only, (Original)」は『EXPO EXPO』に、「Lies(Giant Swing Mix)」は『エキスポボウエイロボット「グラン・ソニック」』に収録されています。
ただ、「Yours only,(Symphonic Orchestra Version)」は『エキスポボウエイロボット「グラン・ソニック」』に収録されず、別のRemixが収録されています。
ややこしい…
しかし、悔しいのは「Lies」のオリジナルは、この『Yours only,/Lies』の初回盤にしか収録されていないのです。私が買ったのは通常盤…


まあ、仕方ないので曲を紹介しましょう。
「Yours only,(Symphonic Orchestra Version)」は、文字通りオーケストラとのコラボレーション。たっぷり聞かせてくれます。「オーケストラとラップの相性ってどうなんだろう?」と期待していましたが、残念ながらVerbalのラップはなし。さすがに、合わないですかね。
「Lies」は、浮気するにもウソが下手で、彼女にバレバレなのに、それでも彼のことが好きになってしまうという女性の視点から見た曲です。こういうパターンの曲は、だいたい男性ラッパーは言い訳に終始して、男の立場を強調したりするわけですが、VERBALはむしろ女性に対してアドバイスを送っている感じです。
ただ、「Giant Swing Mix」では一転して、ついつい他の娘に目が行ってしまう男になっちゃっています。


2001年10月31日リリースですが、LISAが在籍していた頃の最後のシングルです。そんな前だったんですね。


今回の教訓としては、「旬の時期に旬のものを食べよう」。CDは出てすぐに買わないと、数年経ってから探しても、なかなか見つけにくいことがよくあります。