第542回 SUIKEN「E・V・2」

PAR CHEE TAH 四千

PAR CHEE TAH 四千


いつの間にか、スチャダラパーの特集になってしまいましたが、最後はスチャダラパーのDJであるシンコの作品を紹介しましょう。
曲としては、もっぱらスチャダラパーの作品に携わっているものが多いですが、他のアーティストのプロデュースをしている曲もあります。
その中の一つに、SUIKENの「E・V・2」があります(「E・V・2」←なぜか人の顔に見えます)。


おそらく、このトラックを聴いて「スチャダラパーのシンコのトラックだ」と当てる人間は皆無だと思います。まったく、スチャダラパーのにおいすら感じません。れっきとしたSUIKENの作品になっていますし、ちゃんとSUIKENを引き立たせるようなトラックになっているのです。


もちろん、スチャダラパーとはいえ、シンコは一DJですから、他人のプロデュースはお手のものでしょう。
が、ふだんあの二人のラップをうまく乗せているわけですから、聴く側としてはあまり意識しないんですよね。シンコの仕事もおそるべし。