第537回 YOYO-C「PALETTE featuring HAB I SCREAM」

THE SPECIALIST

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最近、SOUL SCREAMの「緑の森」聴きかえし、あらためて「いい曲だなあ」と感じ、UZIの「酒とマイクと男と女」(『美髯公(びぜんこう)』収録)にハマった私にとって、軽いYOYO-C”ブーム”が来るのは時間がかかりませんでした。
YOYO-CはレゲエDeeJayですが、一言で言えば、味のある声です。どこか憂いがある声なのですが、それでいて温もりもあるように感じます。良い声ではないと思うのですが、耳には心地よく入ってきます。すごく説明のしにくいのですが、かといって、難しい声ではないのです。なかなか端的には表現しにくい声なのです。


この「PALETTE」は、良いタイトルをつけたものです。リリックはもちろん、トラックからも「色」が見えてくるのです。楽しい曲なのですが、憂いのある声だからこそ、逆に一層、楽しさが映えるんですよねえ。不思議な曲です。
HAB I SCREAMだけフィーチャリングされていますが、トラックから言うと、E.G.G.MANのラップも相性が良く、ぜひ聴いてみたかったです。
緑の森」はYOYO-Cがhookでしたが、今回はHAB I SCREAMが主にhookを担当しています。