第519回 WOONAGI「Livin’ in my hood feat.Mr.OZ&來々」

BIGG MAC VALUE SET

BIGG MAC VALUE SET

  • アーティスト: オムニバス,WATT&SYGNAL DJ 034&Growth feat.Equal,PHOBIA OF THUG feat.LA BONO,ANTY the 紅乃壱,PHOBIA OF THUG feat.II-J,WOONAGI feat.來々,MUJINA,WOONAGI feat.MUJINA&來々,MUJINA feat.ASIAN PIMPS,Mr.OZ,DON GRANDE feat.S.S.G.&J-GREN
  • 出版社/メーカー: BIGG MAC RECORDS
  • 発売日: 2006/01/18
  • メディア: CD
  • クリック: 17回
  • この商品を含むブログ (1件) を見る


名古屋のHIPHOPレーベルBIGG MACのコンピレーションアルバム『BIGG MAC VALUE SET』(うまいタイトルですね)を聴きました。
正直、名古屋は凄いなと思いました。層が厚すぎます。
SEAMONobody Knows+などのグループや、"E"qual、m.o.s.a.d.などの昔からの世代とはまた違った若い世代がこれだけの音楽をやっているとは驚きました。


その中から、一曲選ばせていただきました。
この曲の気に入ったところは、來々のコーラスです。これに尽きます。
まさに「妖艶」とはこのことで、この來々の歌声を聴いて、ほとんどの人が「妖艶」という漢字二字を使うと思います。


とはいえ、客演者だけ褒めるのも何なので、WOONAGIのことも書いておきましょう。
まず、この人をなんて読むのがいちばん正しいのかわかりませんが、正式には「ウナギ」でしょう。でも、どうしても「ウーナギ」と呼んでしまう。現に、「Woonagi」を「ウーナギ」と呼んでいるサイトもあります。やっぱり、Wooはウーと読みたい気持ちわかります。
肝心のフロウですが、低めで淡々と語るスタイルは、逆に新鮮に感じて(というのも、昔はそういう人がいっぱいいたような気もするが、最近はあまりいない)、私は好きです。声もいいですし、かっこいいです。あえて書けば、HILL THE IQに似ています。


実は、WOONAGIはそこそこキャリアを積んでいるアーティストなんですが、これだけ名古屋の層が厚いと、少し地味な存在になってしまうのでしょうね。それくらい、名古屋が凄いことになっているのです。


ちなみに、オリジナルはWOONAGIの『New York w125st~w151st』に収録されています。