第436回 DABO「In My World featuring PUSHIM」

Music Is Mystic

Music Is Mystic


勝手にレゲエ特集第二弾は、PUSHIMです。この人も日本のレゲエ界に欠かせないアーティストです(といっても、今後紹介するつもりのアーティストのほとんどは欠かせないですが)。
レゲエアーティストとHIPHOPアーティストの共演は数多くありますが、調べてみると意外にPUSHIMは少ないです。その少ない中、DABOとの曲は今回の「In My World」を含め、何度かあります。


この『Music Is Mystic』については、過去に紹介していますので、今回は説明を省きますが、DABO名義の曲となっていますが、実質PUSHIMの曲です。もちろん、全編にわたってDABOのフロウを堪能できます。流れるように曲が進んでいきますが、よくよく見るとDABOらしいユニークな表現が見られます。結構面白いこと言ってます。
なぜか、冒頭は桂三枝師匠からはじまりますが。


DABOの上手さでレゲエのリディムにも相性が良いですが、やはりもともと持っている声がHIPHOPですね。大昔にレゲエのコンピレーションに参加したことがあり、このブログでも紹介しましたが(『premium magic』参照)、HIPHOP中心の活動でほんと良かったです。これは褒め言葉で言っているのですが、声がある種の説得力を持ちすぎていて、レゲエのある種の軽さに合わないんですよね。


曲の途中で、洋HIPHOPの名フレーズが登場します。そういえば、DABOはDef Jam Japanに所属していたんですよね。忘れていました(忘れてほしいこと?)。
ぜひドアをノックしてDABOの世界に飛び込んでみてください。