第422回 スチャダラパー「今夜はブギー・バック」


つい先日、家の近くを散歩していたら、ガソリンスタンドからこの曲が聞こえてきました。2006年夏の昼間に、こんな曲を流すとはどんなガソリンスタンドなんだと思いましたが、改めて聴くとやっぱりいい曲だと思いますね。
多くの日本人にとっては、2006年になっても日本語ラップは「今夜はブギー・バック」か「DA.YO.NE」、良くて「Grateful Days」ですから、逆に言えば、それだけインパクトがあり、愛されているということなのでしょう。


スチャダラパー小沢健二のコラボレーションなのですが、よくよく聴いてみたら、スチャダラパーが上手い具合に小沢健二を溶け込ませた作品だと思います。それは曲のド頭の「ダンスフロア〜に」を聴いてわかります。
そして、「DA.YO.NE」よりも、今聴いてもふつうに聴けるのが凄いです。12年も前の曲なのです。それだけ、スチャダラパーがなんにも変わってない(ほめ言葉)ということなんでしょう。


日本のHIPHOP史だけでなく、日本の音楽史にも残る曲でしょう。当時はよく意識されませんでしたが、今考えると、やっぱりすごい曲だったのだと実感できます。


あとは「良くなくなくなく…ない?」「良くなくなくなく…Say Yeah!」もポイントですね。


※追記
更新してから、調べていたらいろいろ発見しましたので追加しておきます。
まず、KREVAが「今夜はブギー・バック」をカバーしています。

Have a nice day!

Have a nice day!

竹中直人ワタナベイビーもカバーしています。
今夜はブギーバック

今夜はブギーバック

二つとも、今年の作品です。この曲の再評価は私だけではなかったようですね。


そうか!それで、昔の曲がガソリンスタンドのラジオから流れていたのだな。