第419回 RINO LATINA II「七龍珠(DOUBLE VOLENTE SYSTEM)」

カルナバル・オブ・リノ

カルナバル・オブ・リノ


すっかり忘れていましたが、このCDも思い出のCDです。HIPHOPにハマりだし、TSUTAYAなどでレンタルしまくった後に、はじめて買ったCDがRINO LATINA IIの『カルナバル・オブ・リノ』です。確か、大学祭が終わった直後と自分の誕生日が重なり、自分へのごほうびで買ったと記憶しています。それ以来、無理矢理「ごほうび」と理由づけて、CDを購入していますが。
そんなCDから一曲。「七龍珠(DOUBLE VOLENTE SYSTEM) feat. UZI」です。


タイトルを見て、わかるひとにはわかりますが(という私は詳しくわからない人間だが)、ドラゴンボールにまつわるリリックがどんどん出てくる曲です。UZIドラゴンボールはつながりますが、RINOドラゴンボールを読んでいるのは意外な気もします。
UZIのヴァースの最後に、あのフレーズ「この世はでっかい宝島 そうさ今こそアドベンチャー」とそのまま使っているのは豪腕です。ドラゴンボール好きには聴いて欲しい曲です。
それにしても、冒頭から女性の中国語から始まったり、「イーアルサンスーウーリューチー(一二三四五六七)」と中国語で言ってみたりと、日本語ラップはいろんな曲があるものです。


シークレットトラックにも、この曲のRemixが収録されており、D.Oが参加しています。当時、D.Oをあまり知らなかったので無意識に聴いていましたが、後から聴いてD.Oが参加していると気付きました。歌詞カードにもD.Oが参加しているとはどこにも書いていません。ほんとにシークレットなD.Oです。


歌詞カードにもドラゴンボールが散りばめられており、ボール探しができたり、帯の裏に歌詞が書いてあったり、ギミックがたっぷりのCDです。
さらに、MUROTWIGYの「病む街」シリーズがあったり、このブログでも紹介したSOUL SCREAMの「HIP HOP 2ZERO00」(『THE POSITIVE ENERGY』収録)の続編が収録されていたり、「夕陽のダンガンマン」(『続・悪名』収録)のREMIXが収録されていたりと、書きたいことがいっぱいあるのですが、それはまた別の機会にしましょう。