第403回 K-DUB SHINE, SAGE「1999(そんな感じ)」

Synchronicity

Synchronicity


日本人アーティストと外国人アーティストのコラボレーション曲が収録されている『Synchronicity』からの一曲です。


K DUB SHINEと海外アーティストの共演はあまりないのですが、今回はプロデューサーにSAGE(サゲではない)を迎えています。
リリースが1999年とあって、これまでの半生を綴っている部分があります。教科書のような押韻をしながら、キングギドラ時代の曲を含め、『現在時刻』『説明不要』など自分の作品を盛り込んでいるのはさすがです。


あれから7年。キングギドラの再結成やDEV LARGEとのbeefなどありました。2006はどんな感じなのでしょう。


hookに女性のコーラスが入っているのですが、これがちょっとダサい感じで、私は好きなのですが、ダメな人はダメかもしれませんね。
また、ほとんど日本語(外来語も含む)だけでリリックを作っていて、それも綺麗に韻を踏んでいるので、「ダジャレじゃん」とより不自然に感じるかもしれません。
この辺りを受け入れられるかどうかで、日本語ラップおよびK DUB SHINEに魅力が理解できるかできないかが決まってくるのではないだろうか、と思います。
ちょっとクセのある曲かもしれませんが、K DUB SHINEらしさが存分に出ている曲です。


このブログのどこかでも書いたと思いますが、K DUB SHINEという男は、もっとメディアに露出してもいいんじゃないかと思うくらい、いろんな意味で面白い人間です。