第388回 U-KEE ”sistafly”「I’m the one feat. zeebra」

I’m the one

I’m the one


とある大学が近い学生街を散歩していたところ、小さな中古CD屋を発見。まったく期待していなかったのですが、マキシシングルの棚にあった掘り出し物が今回紹介するU-KEE "sistafly"の「I’m the one」です。


1999年リリースの作品で、プロデュースはKENSAWとKEN"baby"Hが担当しています。帯には「こんな音、日本にナイ」とありますが、確かに聴くと新鮮に感じる曲です。少なくとも、2006年現在にはない曲です。


そこで一つ感じたのですが、時代は流動的に流れていくもので、2000年の曲と次の2001年の曲で明確な違いがあるわけではないのですが、さすがに2006年と1999年では曲の制作方法が違っているな、と感じます。
「I'm the one」に限って言えば、とてもシンプルなトラックです。あまり技術を駆使した、という感じではありません。


一応、ZEEBRAもフィーチャリングされていますが、登場時間は少なめです。同じく収録されている「FLEXY Short Remix」ではさらにカットされています。ZEEBRAのラップはちょっと期待していたので、残念です。


曲自体もシンプルですが、CD全体のつくりもシンプルというか、あまりお金をかけていなそうな感じもインディーズっぽくていいですね。あまり市場で見かけることはなかったですが、きっと枚数もそれほど出してなかったのでしょうね。