第371回 ケツメイシ「若気のいたり」

旅人

旅人


ケツメイシの今年のヒット作『旅人』の陰で、「こんな曲作ってんのか?」というサイテー(褒め言葉)な曲です。「旅人」であんないい歌を歌っておきながら、同じシングルに収録されています。


正直、下ネタの曲です。般若のストーリーものばりに、エロ単語が出てきます(「風俗」「入浴料」「エロ本」「マグロ」「ペッ○ィング」など。よいこのおともだちは、おかあさんおとうさんに「○ッティングってなに?」ときかないようにしましょう)。こういう言葉を使っても、女性からも支持を得ているのは、ケツメイシが貯めてきた「貯金」のおかげでしょう。心を打つようなバラードやラブソングでイメージを良くしながらも、こういう下ネタの曲も作る。女性からも男からも好かれるゆえんでしょう。
実は『ケツノポリス』の頃からサイテーなエロソングを作っているのですが、私としては「こっちの方が真のケツメイシ」と信じています。そもそも、ケツメイシと名付けたところからアヤしいですし、自身のDVDのタイトルに『ケツの穴~入門篇~ [DVD]』なんて普通はつけないでしょう。
それでも、女性にもファンがいるのは、奇跡と言っていいでしょう。ケツメイシにしかできません。


それにしても、この曲。『ケツノポリス 5』に収録されるのでしょうか。制作されたトラックは、リリックがリリックなら良い作品になったと思いますが、トラックも「まさか自分の上にこんなリリックが乗るとは!」夢にも思わなかったでしょうね。