第347回 Heartsdales「MIC PLAY」

Ultra Foxy

Ultra Foxy


このブログをはじめてからもうすぐ1年になりますが、Heartsdalesの曲を紹介するのははじめてのようですね(決して、嫌いなわけではないのですが)。
Heartsdalesは、例のASAYANが発掘した、RumとJuwelsによる女性(しかも姉妹)HIPHOPユニットです。ASAYAN発のアーティストといえば、モーニング娘。CHEMISTRYといった国民的人気アーティストもいる中、中にはまったく無名の人たちもいるわけですが、その中でもHeartsdalesは大健闘しています。


もう何枚ものシングル、アルバムを出していますが、今回紹介するのは新作アルバム『Ultra Foxy』から「MIC PLAY」という曲です。
実は、この曲の元ネタはDJ MASTERKEYの「GOLDEN MIC」で、クレジットもちゃんと書いています。
ZEEBRAのアルバム『TOKYO'S FINEST』に、KASHI DA HANDSOME、AI、童子-T、般若という豪華メンバーが参加した「GOLDEN MIC(REMIX)」がありますが、この曲はHeartsdales版「GOLDEN MIC」です。
Remixでは、各々が違うフレーズで「○○ならば 〜〜するぞ」といったパターンがあったのですが、この「MIC PLAY」はその辺りがちょっとあやふやで、少し残念です。
せっかく元ネタが「GOLDEN MIC」なのですから、ここは定型でやってほしかったです。


Ultra Foxy』のちょうど一週間前にリリースされたDABOのアルバム『THE FORCE』にも、「GOLDEN MIC」をほうふつさせる曲があります。「GOLDEN MIC」がクラシック作品と認められたと言ってもいいかもしれません。


Heartsdalesは当初、m-floのVerbalがプロデュースをつとめていました(そもそも、ASAYANのオーディションの時点でVerbalが絡んでいました)。最近は、Heartsdales自身がプロデュースしていますが、クラブ系の色が強くなってきて、私としては、初期のHeartsdalesの方が好きです。