第321回 Bro. KORN「TOKYO SUCKA CLAN(東京錯乱)」

DA TOKYO FURYO

DA TOKYO FURYO


私が小学生の時、HIPHOPなんて考えたこともなかった時代に(といっても、当時、日本でHIPHOPを考えていた人間もそうはいませんが)、一世風靡したバブルガム・ブラザーズ。「WON’T BE LONG」は1990年発売ですが、それから5年後の1995年にBro.KORNソロでリリースされたミニ・アルバムからです。
1995年が日本のHIPHOPにおいて意義のある年というのは前にも書いたのですが、同じ年にリリースされているというのもまた考えさせられます。
CDの帯には、「Bro.KORNポッセここに集結!」とありますが、EAST ENDDJ YUTAKA、DJ BEAT、DJ TA-SHI、MC ZINGI、DOHZI-T等と、実に豪華なアーティストが集まっています(帯には「THIS IS DA REAL J-RAP!」という禁句も入っているのですが…)。
この大分後からHIPHOP知った私にとっては、バブルガム・ブラザーズとこれだけのアーティストとつながりがあるのは不思議に感じます。


今回紹介する「TOKYO SUCKA CLAN(東京錯乱)」は、まずプロデュースがDJ YUTAKAです。Bro.KORNの他に、DOHZI-T(現・童子-T)とMC ZINGIにそれぞれ1ヴァースが与えられています。さらに、DOHZI-TとMC ZINGIのヴァースの間に、現・INDEMORALのSKIPPがフリースタイルで登場します。


(※なお、アルバムタイトルが「DA TOKYO FURYO」となっていますが、正しくは「DA TOKYO FURYO K-KAKU」です)