第298回 夜光虫「FUNK」

Chill Side Vol.1

Chill Side Vol.1


前回(id:dmworldhh:20060409)に引き続き、『Chill Side Vol.1』から紹介するのは、夜光虫の「FUNK」です。


夜光虫は私の住んでいる仙台レペゼンのHIPHOPグループです。私は夜光虫という名前は知っていましたが、あまり作品を聴いたことがありませんでした。もしかしたら、SHAKKAZOMBIEの「ハサミウチ feat. 夜光虫」くらいかもしれません(『THE GOODFELLAZ』収録)。


夜光虫よりも、メンバーのTATEによるTATE&MARKIEをよく聴いていたので、この夜光虫の「FUNK」に驚きました。
あの「喜びの唄」を作った人なのか、と。


もう一曲収録されている「大きな子供」(ちなみに、トラックはMARKIE制作。TATEとMARKIEの初遭遇と思われる)はそうでもないのですが、この「FUNK」のリリックは過激です。私の思う限り、放送できない言葉が2ヶ所使われています。
ちなみに、この続編の「FUNK 2」もあり、『SUGAR CHILL GANG』に収録されているようです(先に挙げた「大きな子供」も)。


もう一人のメンバーKUTTSはソロとして音源も出したりしていますが(『DEMO TAPE』など)、夜光虫の頃とそんなに方向性は変わっていないようです。今は主にTATE&MARKIEで活躍するTATEは、かつてこんなハーコーだとは知りませんでした。
最近、夜光虫で活動しないのは、ベタな「音楽の方向性のズレ」だったりするのでしょうか。余計な詮索ですが。


全然関係ないですが、夜光虫という名前の由来は想像できますが、私はどうも気持ちが悪いイメージがします。虫ですよ。
辞書で調べても、

渦鞭毛虫(うずべんもうちゆう)目ヤコウチュウ科の原生動物。暖海を浮遊し、体は球形で直径一〜二ミリ、淡紅色。二本の鞭毛をもつ。波などの刺激で青白い光を発する。ひかりむし。(Yahoo!辞書、大辞泉より)

です。
私は最初、先に挙げた「ハサミウチ」が「ハサミムシ」だと思い、なんて毒々しいタイトルだと思ったことがあります。