第283回 DOUBLE「ROCK THE PARTY」

ROCK THE PARTY

ROCK THE PARTY


今回の作品は、HIPHOPではありません。レゲエというか、R&Bというか。DOUBLEの「ROCK THE PARTY」には、BOY-KENがゲスト参加していますが、DOUBLEもBOY-KENもHIPHOPアーティストと深い交流がありますので、今回は許してください。


DOUBLEも思えば、結構のキャリアです。DOUBLEが実は姉妹デュオだったということを知らないファンもそろそろ出てくるかもしれませんね。キャリアは長く、リリースしたシングル、アルバムも相当ありますが、音楽性が常に変化していき、聴き飽きることがありません。このDOUBLEこそディーヴァ(Diva)という称号がふさわしいアーティストだと思います。


Life is beautiful』以来だいぶ空きましたが、そのDOUBLEの新作が『ROCK THE PARTY』です。これがびっくり、すっかりレゲエの作品です。それもそのはず、BOY-KENだけでなくKANG DONGも参加し、ORQUESTA DE LA LUZ BANDも参加しています。
しかしながら、DOUBLEの歌い方(というか、曲の作りも)が、意識しているのかしていないのか、某有名外国人ディーヴァにそっくりです。超有名なあの人です。
似てようが似てまいが、作品は良いのでいいのですが、オリジナリティという点では、ちょっと疑問が残ります。


それに対して、ゲストのBOY-KENが伸び伸びしています。もう少しヴァースが長ければ、曲の雰囲気から言って「BOY-KEN feat. DOUBLE」という感じです。結構長いこと登場します。
いろんなアーティストが参加しているなか、なんだかんだでBOY-KENがおいしいところを持っていってる気がします。