第275回 m-flo「宇宙のウオウオ」
- アーティスト: m-flo,Lori Fine,矢島正明,Patrick Harlan,BoA,DOUBLE,坂本龍一,野宮真貴,Crystal Kay,BOY-KEN,melody.
- 出版社/メーカー: rhythm zone
- 発売日: 2004/05/26
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 174回
- この商品を含むブログ (155件) を見る
TOKONA-Xばかり聴いていて、耳がヤラれてしまいましたので、今回は軽めの曲を選びました。
ボーカルのLISAが脱退してからというもの、いろんなアーティストを愛してくれたm-floがアルバム『ASTROMANTIC(CCCD)』の最後に愛してくれたのが、BOY-KENです。
m-floとBOY-KEN。不思議な組み合わせです。レゲエDeeJayとはいえ、案外キングギドラの「公開処刑」(『最終兵器』収録)みたいなハーコーな作品にも出たりしているアーティストです。そんなBOY-KENが、BoAやCHEMISTRYも参加しているm-floのアルバムにいていいのだろうか?
そんな心配を胸にこの曲を聴いたら、なんとBOY-KENが実に楽しそうに歌っています。BOY-KENとBLACK BOTTOM BRASS BANDが参加している曲で、決してレゲエのリディムではないのですが、とにかくBOY-KENが楽しそうに仕事をしています。曲自体も長いのですが、BOY-KENの登場時間も意外に長いです。非常にボリュームのあるアルバムの最後を、まるでライブ会場にいるかのように、見事に盛り上げて、エンディングに向かいます。
実は、BOY-KENとVERBALはDJ HASEBEの「スロー・ユア・ドリンクス・アップ!!!(CCCD)」ですでに共演しているのですが、それにしても、この息の合いようは素晴らしいです。あえて言うなら、ジャンルはHIPHOP作品でしょうが、HIPHOPファンに限らず、多くのお客さんが満足できる曲です。
ぜひとも、野外フェスで聴いてみたい曲です。