第252回 妄走族『GUERILLA』

前回(id:dmworldhh:20060222)は、シングルに収録されている曲が全て、その後リリースされないパターンでしたが、今回はまた困ったパターンです。
後に、一般発売されるアルバムに、何曲か収録されるパターンです。


妄走族の『GUERILLA』は、新星堂限定で2004年5月26日にリリースされたシングルです。限定ですから、新星堂に走ったファンもいると思いますが、すぐ後に、アルバム『進攻作戦 (CCCD)』が一般発売されます。
シングルには3曲収録されています。タイトル曲の「GUERILLA」と「ワルイ奴等 HANDS UP」「BACK IN THE DAY」です。アルバムには「ワルイ奴等 HANDS UP」は収録されませんでしたが、「GUERILLA」はそのまま、「BACK IN THE DAY」はRemixが収録されました。


後にまったく音源化されないなら買うファンもいますが、その後に、中途半端にアルバムに収録されるのもなんだかなあ、と思います。私は、アルバムがリリースされてからこのシングルの存在を知ったので、急いで新星堂に向かいましたが、2006年に購入しましたが、普通に置いてありました(しかも、私が一枚買った後も、すぐに補充されていました)。新曲とRemixが入っているからシングルを買いましたが、このシングルを買う価値観は、人によってバラバラでしょう。


しかしながら、アルバムが完成してから、これが先行シングルとしてリリースしたのであれば、「GUERILLA」をタイトル曲にもってきたのは、ある意味、勇気がいると思います。
冒頭、MASARUのヴァースで思いっきり、ジャニーズとKICK THE CAN CREWの悪口を言っているからです(ただし、シングルには歌詞カードなし。アルバムの歌詞カードで確認できます)。
般若の短いヴァースも危なっかしいですし、よくも大手の新星堂がOKを出したものです。
「ワルイ奴等 HANDS UP」もMC勢ぞろいの曲ですし、「BACK IN THE DAY」に至っては、REMIXよりオリジナルの方が断然良いです。


困ったCDなんですが、やっぱり買って損はないと思います。2年前の限定シングルですが、現在も比較的手に入れやすいようです。