第240回 童子-T「Sky Triple Dancing feat. LITTLE」

Sky Triple Dancing

Sky Triple Dancing


トリノオリンピックが開幕しました。どんな選手が活躍するのか期待しますが、私が注目しているのは(ツボなのは)、成田童夢選手と今井メロ選手です。
HIPHOPを愛している(印象を受ける)のはわかりますが、なんというか、悪い意味で毒されている感じがします。HIPHOPにハマりだした頃、私もああだった気がするなあと、恥ずかしさと気の毒さが入り混じった気持ちになります。あの二人を見ると、どうしても窪塚洋介か、間違ったK DUB SHINEを思い出します。


特に今井メロ選手が壮行会かなんかで、自作のラップを披露して、賛否両論、喧々諤々あったと思いますが、私は別にいいと思います。自由な音楽ですから。ま、どうでもいいの方ですけど。
しかし、歌詞の一部を聴いてみると、どこかで聴いた気が。調べてみると、童子-Tの「Sky Triple Dancing」のhookの一部です。自作とは言いながら、パクリかよとも思いましたが、そう考えるのは早すぎます。


この「Sky Triple Dancing」は、実はkissmarkのCMソングなのです。壮行会にkissmarkが一枚噛んでいたとすれば、見えない大きな力が働いていたという可能性もないことはありません。調べてみますと、今井選手とkissmarkがスポンサー関係だったことから、最悪、やらされていたことも考えられます。
まあ、スポンサーがkissmarkということでよく聴いている曲かもしれませんし、単にKICK THE CAN CREWのLITTLEがフィーチャリングされていて聴きやすいからという理由かもしれません。実際はどうかわかりません。


さて、曲ですが、kissmarkの宣伝ということか、今までの童子-Tらしくないポップな感じです。いくらKICK THE CAN CREWのLITTLEとの共演といったって、ハードな作品ばかり制作してきましたが(「WAR ZONE」(『Mr.COMPACT』収録)、「WAR ZONE Part 2」(『第三の男』収録))、今回はLITTLE寄りです。


それにしても、童子-Tのアルバムタイトルが『童夢』というのがよくできていて、不思議なめぐりあわせです。