第199回 DJ BEAT『Beat Player』

Beat Player

Beat Player


前回(id:dmworldhh:20051230)に引き続いて、DJ BEATのもうひとつのアルバム『Beat Player』をご紹介しましょう。前回の『FROM TOKYO TO TOKYO』とリリース時期は空いていますが、どこか前編と後編のような、続きものみたいな感じもありますので、せっかくなら2枚とも聴いて欲しいです。


日本語ラップで最初に登場するのはKICK THE CAN CREWの「Dancer’s High」で、シングルでもリリースされています。「KICK THE CAN CREWのファンで、この曲を聴いたことがないという人はモグリだろう」と思わせるくらいの曲です。客演曲のベストアルバムが出るとしたら、おそらく収録されるでしょう。


6曲目は「M.U.P feat. Hi-D」です。今や男性ボーカルとして、かなり多くのフィーチャリングをこなしていますが、そんなHI-Dの初期の作品です。


9曲目「A’s technic from B」では、前作『FROM TOKYO TO TOKYO』に引き続き再びCRAZY-Aが登場します。名付けられたタイトルにも納得で、CRAZY-AのラップとDJ BEATのBEATが同等に楽しめる曲です。


11曲目は「Game feat. SPHERE OF INFLUENCE」です。SPHERE OF INFLUENCEは、もともと日本語と英語の混ぜてラップしますから、DJ BEATのトラックにも合うのでしょう。


ちなみに、これまで紹介したアルバムなどから音源を集めたDJ BEATのMIX CD『BEST的遊戯』もオススメです。