第１００回 RYU「MASTER’S OF CEREMONY」

HARLEM ver.1.0

記念すべき第100回は、せっかくなので、すごい仕事をしているのに、あまり注目されていない人を紹介しましょう。

フル・アルバムを制作する場合、ただ作った曲を羅列すればいいってものでもありません。いちばん最初を「Intro」にしたり、最後に「Outro」を作ったり、途中に「Interlude」や「Skit」を挟んだりします。CDアルバムを聴く時、ついこれらをとばしてプログラム演奏しがちですが、この邪魔にみられがちなIntroやSkitに数多く参加して盛り上げているのが、RYUさんです。
RYUさんと言えば、SOUL TRAIN。J-WAVEで放送されているラジオ番組で、DJをつとめています。このSOUL TRAINがすごい番組で、誰かのアルバムにRYUさんが参加する時、クレジットに「RYU from SOUL TRAIN」と書かれるくらいです。

調べたことはありませんが、このRYUさんがしゃべっているアルバムは結構たくさんあります。ラジオをやっているので、ラジオテイストのSkitも多いです。
また、最近はRYUさんだけでなく、女性のiaさんも多くintroなどをつとめています。

最近、自伝『RYUフリースタイルな人生』も出版しました。ラップしたり、DJやったり、ダンスしたり、グラフィティを描いたり、いろんなHIPHOPのアプローチがありますが、それらを紹介するのも、立派なHIP HOPPERだと思います。
まさに、HIPHOPのMASTER OF CEREMONY。私が素直に尊敬できる一人です。