第６６回 HI-D&TWIGY『LOVE or HATE』

LOVE or HATE

私が旅行に出かけていたり、中古CDで昔のHIPHOPクラシックを探していたりしていたせいか、今年の夏は、随分HIPHOP（関連の）作品が多くリリースされている気がします。
毎年、夏はたくさん出るような気もしますが、そのまま9月、10月にも良い作品が出たりして、何だかんだで年末まで、何らかの新作は聴き続けているような感もあります。

ひとつ気づいたのは、今年は、コラボレーション作品が多いということ。ソロでも活動している人どうしが、新しくユニットを作ったりする作品が多いです。
例えば、NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDで言えば、MACKA-CHINとDABOによるMABO『デラコスタ』、SUIKEN×S-WORDの『HYBRID LINK』（STREET SIDE（N.Y.）とPARTY SIDE（L.A.）の2枚組になっているのが面白い）が出ました。
他にも、電気グルーヴ×スチャダラパー『電気グルーヴとかスチャダラパー』、 Skoop On Somebody+SOUL’d OUT『Dot To Tha Dot』でしょうか。

その中でも、「ソコを突いてくるかぁ」と思ったのは、HI-DとTWIGYによる、このアルバム。単純に組み合わせが面白いです。何かのコンピ盤での共演はありそうですが、しっかりアルバム一枚作ったのはすごいです。