第32回 m-flo loves Akiko Wada「HEY!」
- アーティスト: m-flo loves EMYLI & YOSHIKA/m-flo loves Akiko Wada,m-flo loves EMYLI & YOSHIKA,m-flo loves Akiko Wada,m-flo loves YOSHIKA,m-flo,EMYLI,YOSHIKA
- 出版社/メーカー: rhythm zone
- 発売日: 2005/07/13
- メディア: CD
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m-floは、他のHIPHOPアーティストと違った独自の路線を歩いてきました。ボーカルにLISAがいた頃は名曲も多かったのですが、LISAが脱退し、これからどうするのだろうと思っていました。
LISAがいなくなった後は、各曲にゲストを迎え、単なる「featuring」ではなく、「loves」という表記を用いています。
そのゲストもいろんな分野から呼んできて、アルバム『ASTROMANTIC(CCCD)』では、AI、Crystal Kay、DOUBLEといった女性ボーカルから、CHEMISTRY、BoAといったJ-POP有名アーティストはもちろん、他にもDragon Ash(復活作?)、坂本龍一、CRAZY KEN BANDとたくさんのアーティストを”愛して”います(個人的に驚いたのはBOY-KENですが)。
いわゆるRemixアルバム『ASTROMANTIC CHARM SCHOOL(CCCD)』を出した後も「loves」は続いていますので、しばらくはこのままこの形態で続いていくのでしょう。
私は、m-flo自体は、それほど熱烈的には”愛して”はいませんが、決して嫌いではありません。しかし、正直なところ、LISAがいた頃の方が良かったかな…と。
「loves」シリーズの中で、一番好きなのは、新曲で両A面のこれです。
CRAZY KEN BANDもそうですが、もともと歌に力のある人を起用するのは楽なのでしょうが、反面、気を抜くと食われてしまうばかりでなく、共倒れの駄作になってしまいます。
この曲はすばらしいです。
和田アキ子はやっぱり歌が上手かった、と納得します。この人はバラエティでも活躍していますが、やっぱり本業は歌手。それも、NHK紅白歌合戦でトリを取るくらいの実力者。
なぜ、CDがそんなに売れてないのに紅白に出られるのかという疑問もありましたが、歌に関して言えば、やはり女王の域です。
曲自体も、サンプリングを使用したりとなかなか若者でもノッていける仕上がりです。たしか、TBSの野球のテーマソングだった気がしますが、いいですよ、これ。