第574回 MIHO「OVER featuring BOY-KEN」

OVER/ESPERANZA

OVER/ESPERANZA


「流派-R」で、DJ MASTERKEYがBOY-KENのものまねをしていたので、BOY-KENの作品を紹介します。
ごめんなさい。ウソです。
でも、似てたし、「DJ MASTERKEYがBOY-KENのものまねをしていること」自体が面白いです。


今回は、女性シンガーをBOY-KENと1対1で組ませたらどうなるかという実験です。
絶対に合わないと思うでしょ?
一般的な条件だと合わないのですが、奇跡が起こると、うまく合わさるのです。
なぜ、この曲がうまくいったかというと、プロデュースのSteady&Co.、つまりはKjの仕事が良かったからです。
「ああ、この頃のKj帰ってこ〜い!」と再び叫びたくなるほど、いい曲です。
こんな音楽がラジオで流れていた頃を思うと、つい、あの楽しかった頃を思い出します。
MIHOのヴォーカルもKJのトラックに合いますね。


まあ、ふつうは、「OVER featuring BOY-KEN」と「ESPERANZA featuring KJ, SHIGEO, CO-KEY」という2曲なら、両A面にしても、後者を前面に押し出すと思います。「ESPERANZA」も良い曲なんです。
少々の疑問も残るのですが、あなたの予想を裏切って(?)、「OVER」は良い曲です。
ちなみに、KJのトラックに乗り、MIHOの透明感のある歌声の後ろの遠くの方で、時々BOY-KENが叫んでいるのが少しツボです。


V.I.PによるRemixも収録されていて、レゲエっぽくなっています。
ただ、若干オリジナルのテイストが残っている、あくまで「ぽい」レゲエで、どうせなら思いっきりアップテンポにして、BOY-KENワールドに引きずり込んだ方が良かった気がします。