第566回 MACKA-CHIN『A Pride And Fear』

A Pride and Fear-Town in which fellows who like stimulation gather-

A Pride and Fear-Town in which fellows who like stimulation gather-


MACKA-CHIN、久々のソロ作品です。しかも、ミニ・アルバムという中途半端


数々のHIPHOPアーティストが手をかえ品をかえ、HIPHOPへの様々なアプローチを模索しているなか、MACKA-CHINが全然変わってないので安心しました。
今回の曲リストを見ると、タイトルが普通っぽいので、音楽性を変えてきたのかと思いましたが、そんなことはまったくありません。全然変わってません。JOSEPH CACCIO E NAも登場します。
歌詞カードはありますが、やっぱり常人には意味がわかりません。ただ、MACKA-CHINの作り出す独自の音はやっぱりいいですね。あれだけわからないことを言っておきながら、トラックはむしろわかりやすい範疇にあるんですよね。
そして、案外いい声なんですよね。聞き取りやすい声です。声質とリリックの世界観のアンバランスさが、隠れた魅力なのかもしれないとふと感じました。
特に客演もないので(少し寂しい気もしますが)、じっくりと(ミニ・アルバムなので)さっぱりとMACKA-CHINを堪能できます。


※2月28日に、新たにアルバムを出すようです。今知りました。

LAST

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