第533回 オナニーマシーン&シーモネーター『家出/恋のABC』

家出/恋のABC<あだるちーVERSION>(CCCD)

家出/恋のABC<あだるちーVERSION>(CCCD)


12月に入りました。今年もそろそろ総括しなければなりません。
さて、今年も恒例のNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表されました。
http://www3.nhk.or.jp/kouhaku/news/news_061129_1.html
わがHIPHOPチーム(?)からは、今年はSEAMOが選ばれました。


私の考えでは、2002年の紅白に出場したKICK THE CAN CREW(「マルシェ」)から、HIPHOP(さらにいうと、レゲエやR&B)枠が1〜2枠あるようで(2004年にnobodyknows+ココロオドル」、2005年はAI、Def Tech、m-flo loves Akiko Wadaなど)、今年は飛び抜けた曲はない印象でしたが、SEAMOの「マタアイマショウ」が評価されたようです。
今年も、とりあえず私も紅白を見られそうです。


しかし、かつて”シーモネーター”だった男が、ついにNHKの紅白に出られるとはすげえ、と思っている人は私以外にも大勢いるはずです。私は、今”SEAMO”がやりたい音楽をやっていそうなので別に構わないし、「マタアイマショウ」はいい曲だと思いますが、かつてのファンで戸惑いを感じている人もいるでしょうね。


昔、オナニーマシーンとコラボレーションした『家出/恋のABC<あだるちーVERSION>(CCCD)』というシングルがありましたが、これはもう史上最低の作品です。まず、ジャケット写真からヒドいですね。
オナニーマシーン」。どうして、こんなグループ名をつけちゃったのでしょうか。親にも言えません。それどころか、ほとんどの人が口に出すと赤面してしまいます。CDショップの店員さんにも言えません。
そこに「&シーモネーター」ですよ。すごい日本語です。
そして、内容も最低。「家出」は、朝起きたら自分のポ○チンが(つまり男性器が!)なくなっていた話なのです。これは哲学的に考えれば、非常に意味深いことですが、そんな難しい曲ではなく、とにかくヒドい曲です。カラオケでとても歌えません。どうしても歌いたい方は、女子のいないところで歌ってください。


こんな歌を歌っていた男が、3年後に紅白歌合戦に出場します。
頑張れ!SEAMO!!
応援になってないか…


(一応断っておきますが、ヒドいとは言っていますが、ぜひ聴いてみて下さい。悪い曲ではありませんよ)