第５０９回 HAB I SCREAM「グランドサーフィン surfed with Micro」

THE ONE[FLOW,RHYME,BEATS&LIFE]

Def Techの今後の活動について、前回（id:dmworldhh:20061106）、サンケイスポーツの記事を紹介しましたが、スポーツ報知でも同じような記事が載っていましたので併せて紹介します。

来夏にも「Ｄｅｆ　Ｔｅｃｈ」海外進出　解散も否定

昨年のＮＨＫ紅白歌合戦にも出演した日本人ラッパーＭｉｃｒｏ（２６）と、ハワイ生まれのＳｈｅｎ（２５）のヒップホップユニット「Ｄｅｆ　Ｔｅｃｈ（デフ・テック）」が、来年にも海外進出することが２日、分かった。
これまでインディーズで活動していたが、このほどユニバーサル・ミュージックの新レーベル「ファー・イースタン・トライブ・レコーズ」と契約。同グループの世界的な組織力を活用して、デビュー時から公言してきた米グラミー賞獲得に乗り出す。早ければ来夏の世界デビューもある。
８月に初全国ツアーを終えた２人は活動休止中。Ｓｈｅｎは日本人女性と先月２日にハワイで挙式。Ｍｉｃｒｏは関東近郊に自宅を移して曲を制作中。ツアー中に口論になるなど２人の関係が悪化したため、一時解散説もささやかれたが、所属事務所は「解散は１００％ありません」。
今後はソロ活動も交え、形にとらわれない音楽活動をしていく方向。夢の海外進出は２人そろって乗り出す決意を固めている。
（http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20061103-OHT1T00077.htm）

「物は言い様」ということで、書いてある事実はほぼ同じだと思いますが、ずいぶん印象の違う二つの記事です。まあ、Def Techのファンは、サンスポの記事は読まない方がいいと思いますが。

とはいえ、今年に入って、MicroとShenのソロでのフィーチャリング曲がリリースされているので、今回と次回でそれぞれ紹介しましょう。

まず、Microですが、HAB I SCREAMの「グランドサーフィン」に参加しています。ただし、「featuring」ではなく、「surfed with」という表記です。
Microがサーフィンの曲というのはわかりますが、HAB I SCREAMもサーフィンをするのでしょうか。あまりイメージがわきませんが、どうなのでしょう。グランドが「ground」であれば、いわゆる「陸サーファー」ということになりますが。

この「グランドサーフィン」が不思議な曲で、青空の下サーフィンを楽しむような爽快な曲ではなく、どこかせつなさが漂います。HAB I SCREAMのヴァースにややユーモアが見られますが、終盤は、どこか思わせぶりです。
リリックにサーフィンの用語が出てきたり、会話が出てきたりするので、サーフィンをやっている人には共感できる部分が多い曲でしょう。