第470回 LIBRO「対話 feat. Momoe Shimano a.k.a. MOE’T」

胎動

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今月、地元で友人の結婚式がありました。
私はあまり友人は多い方ではありませんが、どういうわけか、同じ年同じ日に結婚式が重なったのです。
しかも、大学の同じサークルの中でです。
私の同期の女の子と、そして、私の先輩と後輩夫妻の2組です。別に、暦では大安でもなかったのですが、偶然にも、こんな滅多にないチャンスなのに、先輩と同期と後輩に挟まれてしまいました。
出席する側にしてみれば、「打ち合わせしとけよ!」と言いたくなりますが、2組は学年などの関係であまり関わりがなかったので、仕方なかったのです。
ま、どっちにせよ、私はその日は都合がつかなかったので、祝電を送っておきましたが。


そんなタイミングでたまたま聴いていたのが、今回紹介するLIBROの「対話 feat. Momoe Shimano a.k.a. MOE'T」です。日本語ラップには珍しいくらい、結婚式の余興で歌っても喜ばれそうな曲なのです。
タイトルの「対話」を見ると固いイメージですが、カップルの幸せな感じが伝わってきます。雰囲気の良いトラック、そして、LIBROのフロウのおかげでしょう。
仮にHIPHOPにものすごい偏見を持っている人がいたとしても、この曲をアコースティック・ヴァージョンに編曲しなおし、ギター一本で語っても披露宴のお客さんを魅了できるでしょう。


さらに、この曲でのポイントは、ボーカルの嶋野百恵です。これがさすがと言うか、めちゃくちゃ合っています。登場時間はそれほどありませんが、存在感はあります。こういう曲を歌わせると、嶋野百恵は光りますねえ。良い声ですねえ。


一応断っておきますが、実際にこの「対話」を余興で歌って招待客に引かれても、それはあなたの責任ですから、歌うときはご注意を。