第453回 E.G.G.MAN『TEXT 日陰の歩き方』
- アーティスト: E.G.G.Man
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 1997/06/27
- メディア: CD
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SOUL SCREAMのE.G.G.MAN(イジジマン)のソロ作品です。1997年リリースなので結構古い作品ですが、先日、中古CDショップで偶然見つけましたので、すぐに購入を決めました。
それにしても『The positive gravity?案とヒント?』よりもずっと前なのが驚きです。
全部で三曲収録されていて、タイトルで言うと全て「TEXT」なのですが、
- TEXT (HOW TO WALK IN THE DARK SIDE) SUN SET SHEEP VERSION
- TEXT (REALISTIC LOVE) ORIGINAL VERSION
- TEXT (HOW TO WALK IN THE DARK SIDE) FULL MOON VERSION
となっており、1曲目と2曲目は違う曲で、3曲目は1曲目のRemixと言っていいと思います。
「TEXT (HOW TO WALK IN THE DARK SIDE)」の方は、E.G.G.MAN特有の韻の踏み方で、HIPHOPにかける決意を表現していると思われます。というのも、押韻箇所が多く、「自由」作文のようになっているので、パッと見だけでは、よくわかりません。
「TEXT (REALISTIC LOVE)」は、タイトルから想像通りのラブソングです。E.G.G.MANが語る「REALISTIC(=現実的)」な恋愛が描かれています。フィクションかも知れませんが、実際にありそうなノロケ話です。HIPHOPで描かれる男と女の事情は、「俺はモテモテだぜ!」や「一夜限りのディープな恋愛」といったイメージがありますが(注:筆者がそのような恋愛から遠い存在のため、的確な表現がこの程度であることをご了承ください)、この曲での男と女像は、誰もがあこがれると思います。
3曲ともDJ CELORYがプロデュースしているので、どこかSOUL SCREAMの延長線のような作品です。その証拠に、「TEXT (HOW TO WALK IN THE DARK SIDE) FULL MOON VERSION」には、ちゃんとHAB I SCREAMとSHIKIが参加して(Additional Vocal)、ところどころE.G.G.MANの後ろでシャウトしています。おまけに、Mikidozan(三木道三)まで参加していますが、さすがに判別は難しいです。