第376回 NONA REEVES「ラブ アライブ feat.宇多丸 -LONG-」

3×3

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偏見ですが、NONA REEVESを普段から聴いている人たちは、なんか”イイ”人だと思います。ニュアンスを説明できないのですが、なんか”イイ”人たちだと思います。
私の中で、いちばん近い言葉は「おしゃれさん」なのですが、こんな言葉が世の中で通じてないのと、私が「おしゃれさん」の対極にいる人間なので、これもうまい言葉ではないのです。
何といいますか、たぶん、「おしゃれさん」は下北沢あたりに住んでいる、か、買い物によく来る人たちですね。おしゃれなんだけど、他人に媚びたおしゃれじゃなく、しかも、自分があまりおしゃれだと自覚してない人ですね。
大学は通っているけど、女子が多い短大か美術系の大学。昼はカフェで食事している。


そんな人が多いイメージなのですが、そんなことはともかく、NONA REEVESRHYMESTER宇多丸師匠がコラボレートした曲が、「LOVE ALIVE feat. UTAMARU -LONG-」です(ちなみに、シングル『ラヴ・アライヴ』もあります)。
下北沢と宇多丸師匠。合いそうで合わないようで合いそうな組み合わせですが、この曲を聴いてみると、いろんなことができる師匠の懐の深さを感じます。ラップのヴァースは少ないのですが、曲の合間に登場し、曲を盛り上げ、進行する「MC」の仕事がさすがです。もっとラップを聴きたいというのが最初の感想でしたが、こんな登場のし方もアリだな、と思いました。
これがほんとのMCですね。