第362回 三善善三「夕陽談義」

鉄拳外伝

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とある日曜日、ぼんやり部屋の窓から、夕日が見えました。他の曜日もせつないですが、日曜日の夕日がいちばんせつないと思うのは私だけではないでしょう。そんな夕日を見ていた時に、ふと頭に浮かんだ曲が今回紹介する三善善三の「夕陽談義」です。


三善善三と言えば、言葉巧みに押韻にこだわり、強烈なインパクトのある楽曲が多いですが、この「夕陽談義」は哀愁が漂い、まさに夕焼け時に聴きたくなる曲です。いわゆる、チル(Chill)系の作品です。
ただ、三善流のリリックは健在で、ラップの曲で目薬の「ロートZ」が出てくるのは、この曲くらいでしょう。


夕日は、夕方晴れてさえいれば、一年中見ることが出来ますが、冬の寒い日より暖かくなった時の夕日の方が、なぜかせつなくなりますね。