第237回 CHISATO「SMASH JOIN」

電撃ミサイル2000

電撃ミサイル2000


今日は珍しい作品を紹介しましょう。
HIPHOPと他の音楽ジャンルとのコラボレーションもいろいろ紹介してきましたが、この曲のようにビジュアル系とのコラボレーションはかなり珍しいでしょう。
PENICILLINのギタリストであるCHISATOのソロプロジェクトに、なんとDOHZI-T(童子-T)らが参加しています。特に「feat.」表記はありませんが、この「SMASH JOIN」に参加しています。


やはり、ギター担当ということでトラックはギターが基調となっています。しかし、MusicとArrangeには、CHISATOの他に、G.M-KAZとDJ BASSの名前があります。DOHZI-Tと合わせ、そのつながりがうかがえます。


DOHZI-Tにはちゃんとラップのヴァースがあるのですが、ここで不思議なことが。Wordsの欄には、DOHZI-Tの名前しかありません。これはおそらく、CHISATOのラップのヴァースまでDOHZI-Tが制作したということでしょう。これはHIPHOPではあり得ないくらいの珍しい話です。確かに、リリックはうまいですが、自分の曲であれば、上手い下手を別にして、自分で書いて欲しかったです。


1999年リリースの曲ですが、このトラックに合わせて聴くと、なぜか現在の童子-Tの方向性とがダブって聴こえます。意外に、こんなところを根拠にしているかもしれません。


そんなことはないか。