第114回  UZI「開放軍II〜確変キャバチャンREMIX」

ひとり酒

ひとり酒


UZIも”秋田犬どぶ六”なんていう変な名前を名乗るなあ。UZIらしいけど。」とクレジットを最初に見た時に、私はそう思った記憶があります。「feat. 565, Kenta, D.O, 秋田犬どぶ六」と書いてあります。妄走族から565とKenta、雷家族からD.Oを迎え、あと一人は誰?
彼を知らなければUZIの変名とも思える、すごい名前ですが、実は秋田犬どぶ六は外国人です。日本人なのに、英語やアルファベットの名前をつけるパターンは多いですが、逆パターンはこの人くらいです。しかも、よりによって「秋田犬どぶ六」とは。騙されて命名されたのではないかと思うくらい強烈な名前ですが、自分で名乗ったのであれば、相当なセンスです。
しかし、名前と違って、歌声はマイルドです。だから、なおさら「なぜそんな名前なのか?」と疑問に思うばかりです。


私が秋田犬どぶ六に出会ったのはこの曲がはじめてですが、その後、現在までいろいろ客演をこなしています。多くは歌での参加のようですが、たまにラップも披露したり、さらに、プロデューサーとしても参加したりします。何者なんでしょう?


まだまだ謎の多い人物ですが、そのうちソロのシングルやアルバムが発表するにつれて、だんだん彼についてわかってくるでしょう。もし、売れて人気アーティストになったとしても、このインパクトある名前は変えないでほしいです。


ちなみに、この曲は「II」とあるように、もともと「開放軍」は『言霊(ことだま)』に収録されています。そして、シングル『ひとり酒』にこの曲が収録されているのですが、さらに『No.9』には「開放軍 04」が収録され、このメンバーに加えてRINO LATINA II、G.K.MARYANが参加します。
全部合わせて7人が店に飲みに来る設定なのですが、実際こんなお客さんが来たら、キャラが濃すぎてうんざりします。