第79回 SOUL SCREAM『ひと夜のバカンス』

ひと夜のバカンス

ひと夜のバカンス


台風が近づく中、午前中にTSUTAYAにCDを返さなければいけません。さらに、他に用事があるのですが、雨がちらちら降ってきました。
私は雨男なので、「これは本降りになる、しかも、寒いし」と思ったので、CDを返却した後、最寄りの地下鉄の駅に自転車を置き、地下鉄東豊線で2駅行きました。
地上に出ると、雨は止んでいて、それほど寒くありませんでした。自転車で20分で行けるところ、全くの無駄です。
これがうまくできているもので、私が自転車で強行すると雨が降ったはずです。200円無駄に払うと、雨が止むのです。
その場所まで10分以上徒歩で歩きながら、考えました。


用事を済ませて、また歩いて駅まで行くのもイヤなので、近くのバス停から地下鉄駅までのバスを乗ろうとしました。しかし、1時間に1本の路線で、しかも行ったばっかり。仕方なく、先のバス停まで歩いて、TSUTAYAで時間を潰すことにしました。
中古のCDも置いてあるTSUTAYAで、いろいろ見ていたら、探していた何枚かのCDの一枚を発見。それが、『ひと夜のバカンス』です。
普通なら併せて40分のサイクリングでしたが、いろいろあってまさに運命(!?)の出会いです。


私の中では、ミュージシャンはアルバムを出して1周期。一仕事終えて、また次のアルバムを制作というイメージです。
ですから、「どうせアルバムに収録されるから、今回のシングルはパス」という人もいることでしょう。
しかし、たまに、何らかの事情で次のアルバムに収録されないシングルもあります。この『ひと夜のバカンス』もそうです。その次のアルバム『FUTURE IS NOW』まで2年も空いてしまったのですが、やはり時間が空いてしまうと収録されないのでしょうか(ZEEBRAのシングル『BABY GIRL』も、次のアルバム『TOKYO'S FINEST』まで2年空きましたが、収録されませんでした)。


アルバムには収録されませんでしたが、なかなかの名曲揃いです。「ひと夜のバカンス」、そして、続編の「恋のバランス」も聴き心地が良い曲ですが、歌詞カードを見ると、結構エロいこと言っています。だから、女性と聴く時は、さらっと流した方がいいでしょう。決して、歌詞を追ってはいけません。
3曲目も大阪のWORD SWINGAZと共演した「ワードスクリーマーズ / Free style session」も聴きごたえがありますが、これも残念なことにアルバムには収録されませんでした。
※ただし「ひと夜のバカンス」は、FUTURE SHOCKのコンピ盤『FUTURE SHOCK SINGLES』に収録、「恋のバランス」はDJ CELORYのMIX CD『Beats Legend』で聴くことができます。