第636回 BIG RON「WHY」

STR8 OUT DA BAY

STR8 OUT DA BAY


BIG RONについては、このブログでもかなり登場していると思います。
その理由は、私が好きだからということ、ただ一つなのですが、意外な事実を見つけました。
このBIG RON、意外や意外、ソロ作品が極端に少ないのです。


BIG RON名義の作品自体、それほど多くないこともあります。でも、客演作品の数の多さ、そして、コンピレーション盤の参加も多いのに、なぜかBIG RONソロ作品はあまりありません。
不思議です。身体が大きい割に、慎ましい人間なのでしょうか。


BIG RONのアルバム『STR8 OUT DA BAY』も、SKITを除いて、BIG RON一人の作品は、なんとこの「WHY」だけ。
(こっちが「WHY?」と聴きたくなるよ!って冗談は最低ですが、つい書いてしまいました。)
あとは、みんな客演があります。
確かに、客演ばかりのアルバムは他にもいっぱいありますが、こういうのって「一人でやりたい」とか思ったりしないものでしょうか。


BIG RONはラップもやりますが、やっぱり歌声で勝負した作品も聴きたいですよね。
今回の「WHY」は、失恋した男の気持ちを歌ったもので、立派に成立している作品です。
まあ、未練タラタラで女々しいといっては、元も子もありませんが、BIG RONの歌唱力は十分味わえます。
次回作に、期待しましょう。