第454回 デリカテッセン「FunkyBusta B feat. ラッパ我リヤ」
- アーティスト: デリカテッセン,ラッパ我リヤ,BA-K,山田マン,Marky,Hyoutan,Sir-Yang,Q
- 出版社/メーカー: エイベックス・トラックス
- 発売日: 2006/07/26
- メディア: CD
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デリカテッセンは、このブログ初登場です。Hyoutan(ヒョウタン)、BA-K(バク)、Marky(マーキー)、Sir-Yang(サーヤン)によるレペゼン大阪のHIPHOPグループです。
そのデリカテッセンとラッパ我リヤが共演するのは、さすがにびっくりしました。デリカテッセンは、さわやかで聴きやすい曲作りをしていますが(「大阪に似合わず」と書くと、「偏見だ!」と怒られそうなので書きませんでした)、対するラッパ我リヤのことを「さわやかなグループです」と誰が書くでしょうか。
世代も違うし、出身も東西で違う。そんなグループのコラボレーションです。
デリカテッセン4人プラス、ラッパ我リヤ2人の計6ヴァースはやはり聴き応えがあります。暑苦しいかと思えば、まったくクドくありません。さすがデリカテッセンさまさまです。
この曲を聴くと思うのは「Qと山田マンはやっぱり濃いな」ということでしょうか。6人6様のフロウを堪能でき、やはりデリカテッセンはデリカテッセンだし、ラッパ我リヤはラッパ我リヤだなと再認識しました。
これは決して異常な化学反応という意味ではなく、不必要に混ざり合うことなく、6人が6人それぞれ味をきっちり出しているということで、聴いてよかったなと思います。
RHYMESTERがRomancrewと「紳士同盟」で共演したり(『HEAT ISLAND』収録)するなど、古参のアーティストが次世代のグループを”紹介”するかのように共演してくれたりするのは、「聴かず嫌い」の私には非常に助かります。
ちなみに、この曲はゲームの『トゥルー・クライム ニューヨークシティ』イメージソングなのですが、どの辺りを”イメージ”しているのかの判断はあなたにまかせます。