第18回 OJ & ST『ONE LIFE』

ONE LIFE

ONE LIFE


同じ若手UBGとして、KM-MARKITの『VIVID』も最近出ました。
しかし、勝手に自分が「待っていたKM-MARKITのアルバムだ」という期待感を持ちすぎたのと、個人的に、こっちの方を後に聴いたせいか、出来としては、こっちの作品の方が良かったと思います。


まず、OJ&STという2MCという勢いがこちらには出ている。
そして、「ミニ・アルバム」とした方がすっきりしていてまとまっている。
KM-MARKITのアルバムも「都会の野蛮人」という曲で、ZEEBRAUZI、OJ&STが参加していますが、一曲に集中するよりも『ONE LIFE』のように、数曲に分けてUBGのバックアップという形式を取った方が成功しているなと思いました。
そして、やはり「ONE LIFE」という曲の出来が素晴らしく、私は気に入りました。


だからといって、KM-MARKITがダメというわけではありません。
彼はもっと、そのフロウからいって、もっと女性アーティストと絡ませるべきだったなと思います。
倖田來未と共演の「Rainy Day」も決して悪い作品ではありません。
ただ、全体的にトラックと声が合ってないなと感じたのと、KM-MARKITもミニ・アルバムから入った方が良かったのではないかと思います。
プロデュースの仕方の差だと思います。


しかしながら、UBGも「練習生」なのか、いろいろと新しい名前も聞いております。
やはりZEEBRAUZIの存在が大きかったUBGの今後の活躍も期待しております。