第17回 TOKONA-X「Where’s my hood at? feat.MACCHO」

トウカイ×テイオー

トウカイ×テイオー


日付けを全く無視したブログですが、今日(6月25日)朝起きた時に涙が出て目が覚めました。
こんなことは珍しい。今までにあったかどうか。


今日25日に、うちのおばあちゃんの法事があるのです。
最期のおばあちゃんも見たし、お通夜、葬式一式全部やったし、それから年月も経っているのに、なぜか今日初めておばあちゃんのことを考えていたら、涙が出ました。


101歳まで生きた、ある意味エネルギーに充ちたおばあちゃん。
俺には語らなかったが、ふつうのおばあちゃん。
でも、波乱の人生だったらしい。おじいちゃんもかなり先に亡くなったから、でも独りで立派に生きてきた。
麻雀が好きで、ボケはじめて来た時でも、おばあちゃんの前には、なぜかすげえ役が揃った。
いつもツモが良かった。
おばあちゃんの人生は勝負となると、強かった。


今朝、俺にはじめて教えてくれた気がする。
人間は死んではいけないこと。
確かに、俺は辛い心境、環境にいるかもしれないけど、もともと自殺願望なんて一切ない。
死にたいなんて思ったことない。
俺にはまだまだやらなきゃいけないこと、やりたいことがあると思っている。
でも、その生きる気持ちを後押ししてくれるのは、101歳まで生きてくれたおばあちゃんもいることに今朝気がついた。


TOKONA-Xも原因はよくわかりませんが、若くして亡くなったラッパーです。
確かに亡くなりましたが、今でも、まだ聴いていない音源に出会い、彼がいると「本当に死んだのかな」と思ってしまいます。
実際お会いしたことないし、親族でもない。でも、ファンだったそのなんとも言えない距離。
彼の死は認めますが、月並みな言葉ですが「心の中では生きている」と。


死ぬなんて誰も思わなかった。よくあるウワサの類いの死亡説だと思いましたから。
アメリカでも偉大なHIPHOPアーティストが若くして亡くなることがありますが、そこまで真似しなくても。
彼が生きていたら、絶対、今の日本のHIPHOP業界、もしかしたら、音楽業界が面白くなっていたはずです。
それだけに惜しい。


アルバム自体名作ですし、他にもTOKONA-Xには客演を含め名曲がありますが、おばあちゃんのことを考えていた時には、なぜかこの曲が頭の中に流れていたので、敢えて一曲といたします。