第642回 DJ KAORI『DJ KAORI’S ”RIDE” into the PARTY』
DJ KAORI’S“RIDE”into the PARTY(CCCD)
- アーティスト: オムニバス,MINMI,HI-D,DJ CELORY a.k.a. Mr.BEATS,BL & DOBERMAN INC,DS455,YA-KYIM,湘南乃風,Hi-Timez,DJ MASTERKEY,DJ KAORI feat.Yinling of JOYTOY with DOBERMAN INC
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2004/09/29
- メディア: CD
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曲の整理をしていると、「あれ?こんな曲あったっけ」「ん?この曲、まだブログで紹介してなかったな」と発見があるものです。
このDJ KAORIのMIX CD『DJ KAORI'S "RIDE" into the PARTY』も、その一つ。というか、ちゃんと最後まで聴いたことも意外となかったかもしれません。
(収録曲の「Be My Lover!!」だけ紹介したんですね)
収録曲はこちら
- Be My Lover!! / DJ KAORI feat. Yinling of JOYTOY with DOBERMAN INC
- Just Say So feat. VERBAL(m-flo) / SUITE CHIC
- 明るい未来 -remix- feat. YOU THE ROCK★ / Eliana
- RIDE WITH ME / MASTERKEY
- オレはオレ (CCCD) / K DUB SHINE
- Fivestar Liners / PRECOGOOD-ONE & DOBERMAN INC
- Another World / MINMI
- ポロン2 / nobodyknows+
- miss you (CCCD) / m-flo loves melody. & 山本領平
- Put A Spell On U (aka MMB) / MINMI / CHO / GS / MAB / KUBO-C / TOMOGEN
- Girlfriends feat.ZEEBRA / HI-D
- STEP feat. TAKAFIN / MINMI / TAKAFIN
- 愛だらけ feat. MUMMY-D, HAB I SCREAM, Keyco / DJ CELORY a.k.a. Mr. BEATS
- Award Tour In A Box / BL & DOBERMAN INC
- Summer Sweetz ~CIGAR & LIQUOR~ / DS455
- Woo, Woo, Wow / YA-KYIM
- CLASSIC ~coast side summer remix~ / 湘南乃風
- in my words~言葉にできない(CCCD) / Hi-Timez
- Everybody…(Move your body)feat. DJ KAORI / DJ MASTERKEY
- Exclusive / Full Of Harmony
- Feel Da Vybz / MIGHTY JAM ROCK / Fire House Crew / PUSHIM
- Let's Get Together / DOUBLE & HIRO from F.O.H
HIPHOP、R&B、レゲエ、幅広いジャンルから選曲しています。アーティストの幅も広いですね。m-floやnobodyknows+、湘南乃風のような世間的に認知度の高い曲を収録しているかと思えば、K DUB SHINEの「オレはオレ」というど・ストレートな曲を入れてきたり。とはいえ、全体的には、ソフトな曲が多いので、これから日本語ラップにハマろうとしている人にはぴったりのMIX CDでしょう。
MIX CDの割には、一曲一曲長めにしっかり聴かせてくれますし。
DJ KAORIによるMIX CDですから自身が携わっている曲が多いですね。歌も歌うDJ KAORI、このMIX CDに収録されていない作品もたくさんあります。
また、MIX CDもたくさん手掛けています。最近は、海外の作品のMIXものが多いようですが、『DJ KAORI'S "RIDE" into the MIX』、『DJ KAORI’S“RIDE”into the PARTY(CCCD)』の日本語ラップものの続編も期待しています。
第641回 GDX「OUT LAW-RIDA 〜REMIX〜 feat. ZOOCO」
- アーティスト: GANXSTA D.X&O.G.F
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2004/01/16
- メディア: CD
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女性シンガー・ZOOCOをフィーチャリングした作品です。
このZOOCOもHIPHOPと非常に関係のあるアーティストです。HIPHOPアーティストとの共演作品も多いです。
しかも、HIPHOPに限らず、アーティストに詞や曲を提供するなど、”裏方”的な仕事もたくさんこなしています。
だから、意外なところで「ZOOCO」という名前を目にすることもあると思います。
そのおかげで(そのせいで?)、ZOOCOについて調べ物にしていたら、えらい目に遭いました。
ZOOCOとHIPHOPアーティスト曲の作品について、調べていたのですが、なかなか調べるのが大変でした。
数としては結構あるはずなのですが、「ZOOCO」という名前があちこちに出てきて、うまい結果が出ません。
最終的には、私のカンとあやふやな記憶で探るという非効率的なやり方で調べまくりました。
一定数の結果は集まりましたが、「もっとあったよなあ…」という思いのまま、一度めどをつけました。
そして、今日。また見つけました。
GDXの作品に参加しています。『GANXSTA D.X PRESENTS GANXSTA RADIO FM 187~SPECIAL SHOW CASE~』に参加していることは調べがついていたのですが、こちらのアルバムにも参加しているとは忘れていました。
ただ、「OUT LAW-RIDA 〜REMIX〜」については、バックコーラスに徹しており、しかも、声だけでZOOCOと当てるのは、かなりのマニアでしょう。
どこかに、日本語ラップのデータベースみたいなものがあれば、便利なのになあ、と最近とみに思います。
今回も、「ZOOCO」と入れれば、全ての曲がすぐにわかる、みたいなシステムがあれば、こんなに苦労しませんでした。
私も昔作りかけたのですが、もう無理です。その何倍何十倍もの曲がたまってしまいました。今からでは、人を雇わない限り、いつまで経っても終わらないでしょう。
アーティストのサイトにある「discography」みたいなものを頼りにするしかないのですが、大人の事情でしょうか、インディーズの頃の作品や客演作品、プロデュース作品などすべてを網羅しているサイトはあまりありません。
第640回 HOME MADE 家族「Mr. タフガイ」
- アーティスト: HOME MADE 家族,KURO,MICRO,U-ICHI
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 2004/07/07
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今日は休みだったので、たまっていたCDやらMDのデータの整理をしていました。
「整理」という名の、ひとり音楽鑑賞会でしたが。
すると、どういうわけだか、HOME MADE 家族の「Mr.タフガイ」というタイトルに目が留まりました。
「これってどういう曲だったっけ?」と思って、インターネットで検索してみたら、学生時代を思い出しました。
学生時代、といっても、そんなはるか昔のことではないですが、夜中になっても、意味もなく起きてテレビを見ていました。
これといって見たい番組があったわけではなかったのですが、ゴールデン帯の番組はほとんど見なかったのに、やたら深夜の番組を見てましたねえ。
その中の一つに、「スマックダウン」というアメリカのプロレス番組がありました。
私は日本のプロレスは好きで、「ワールドプロレスリング」やNOAHの番組はよく見てましたが、海外のプロレスはそれまで見たことがありませんでした。
日本とは全然プロレスのあり方が全然違うなあ、とぼんやりでしたが、なんとなく毎週見ていたような気がします。
でも、いつの間にか見なくなってしまいました。特に、理由がなかったと思いますが、生活リズムが変わったからでしょうか。
そのスマックダウンの後半で、確かHOME MADE 家族が出演していたと思います。でも、具体的に彼らがどんなことしていたかは全く覚えていません。ただ出ていたという記憶だけ覚えているのです。
まあ、「昔は夜遅くまで起きてたよなあ」って、それだけの話ですが、そのHOME MADE 家族が作った「スマックダウン」のエンディングテーマが「Mr.タフガイ」というわけです。
プロレスや格闘技をテーマにしたHIPHOPの曲は結構あるものですが、HOME MADE 家族作品にもあったんですね。プロレスラーの名前や技の名前などは一切出てきませんが、途中に「スマックダウン」という言葉が出てきたり、「トップロープ」や「タッグ」といった言葉が使われています。
確かに、プロレス番組のエンディングにふさわしいようなトラックです。
最近はあたしもおじさんになったからか、1時には確実に眠くなります。
第638回 マボロシ「DEAR MY HOME GROUND」
- アーティスト: マボロシ,KOHEI JAPAN マボロシ featuring Full Of Harmony,マボロシ featuring KREVA,K.I.N.,CUEZERO マボロシ featuring CHANNEL,DABO マボロシ featuring MURO
- 出版社/メーカー: キューンミュージック
- 発売日: 2004/12/08
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今日は、電車に乗って、いろいろな所に旅行してきましたが、ふと頭の中に流れてきたのがこの曲でした。
リリックで言うと、昔の思い出や地元のことを歌っているので、テーマとしては逆の曲なのですが、頭の中でこの曲のトラックが流れてきました。
フィーチャリングされた、KOHEI JAPANとMUMMY-Dの坂間兄弟の思い出が細かく歌われています。KOHEI JAPANのヴァースでは、横浜の地名がたくさん出てきて、それぞれの思い出が語られます。
彼らが横浜出身ということは有名なのですが、あまり横浜っぽく感じないのは私だけでしょうか。横浜と東京は目と鼻の先ですから、東京に出たという感じは薄いとは思いますが、現在、東京に出て独り暮らしをしている人間がこの曲を聴くと、いったいどんな感想を持つでしょうね。
私も札幌から仙台に出てきた人間ですが、まだこっちで暮らして1年半ですからね。あんまり望郷の念などは特に感じません。
まあ、今は飛行機も新幹線もあって、田舎にはすぐ帰れる時代ですし、携帯電話やメールで、すぐに連絡取り合えますからね。
いい時代になりました。
もちろん、Full Of Harmonyもいい味出しています。いい曲ですね。
(それにしても、このブログでアルバムごと紹介して、さらに、収録曲をそれぞれ何曲か紹介して、どれだけ私はマボロシが好きなんだ…)
第636回 BIG RON「WHY」
- アーティスト: BIG RON
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2005/06/10
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BIG RONについては、このブログでもかなり登場していると思います。
その理由は、私が好きだからということ、ただ一つなのですが、意外な事実を見つけました。
このBIG RON、意外や意外、ソロ作品が極端に少ないのです。
BIG RON名義の作品自体、それほど多くないこともあります。でも、客演作品の数の多さ、そして、コンピレーション盤の参加も多いのに、なぜかBIG RONソロ作品はあまりありません。
不思議です。身体が大きい割に、慎ましい人間なのでしょうか。
BIG RONのアルバム『STR8 OUT DA BAY』も、SKITを除いて、BIG RON一人の作品は、なんとこの「WHY」だけ。
(こっちが「WHY?」と聴きたくなるよ!って冗談は最低ですが、つい書いてしまいました。)
あとは、みんな客演があります。
確かに、客演ばかりのアルバムは他にもいっぱいありますが、こういうのって「一人でやりたい」とか思ったりしないものでしょうか。
BIG RONはラップもやりますが、やっぱり歌声で勝負した作品も聴きたいですよね。
今回の「WHY」は、失恋した男の気持ちを歌ったもので、立派に成立している作品です。
まあ、未練タラタラで女々しいといっては、元も子もありませんが、BIG RONの歌唱力は十分味わえます。
次回作に、期待しましょう。
第635回 MELLOW YELLOW「オレンジ」
- アーティスト: MELLOW YELLOW,折本欣也,坂間広平,千葉昌嗣
- 出版社/メーカー: ファイルレコード
- 発売日: 2001/11/30
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MELLOW YELLOWはメンバーの脱退などあって、前期と後期で作品の色が違います。
ただ、聴きやすさ(HIPHOPビギナーにとっての入りやすさ)で言えば、後期の(最近の)作品がよいと思います。
鼻にかかった独特の、だけど優しいフロウのKOHEI JAPAN、やや高音のユーモラスなK.I.Nのフロウ。
そして、わかりやすく親しみやすいトラック。
親しみやすくわかりやすいけど、一本筋が通っている。さらに、一種のマニアックさというか、エロスというか…
そのあたりに、MELLOW YELLOWの魅力があるのではないでしょうか。
今回、紹介するのは「オレンジ」という曲です。オレンジは果物のことではなく、オレンジ色に染まる夕陽のこと。
KOHEI JAPANとK.I.Nで、それぞれ語る内容が違います。
KOHEI JAPANの失恋話は、夕焼けの景色に悔しいくらい合います。
夕焼けは、どうしてせつないのでしょう。当然のことながら、トラックもせつない感じです。
第634回 Miss Monday「暁ニ思フ feat. Sowelu REMIX」
- アーティスト: Miss Monday,Sowelu
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 2004/06/23
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この「暁ニ思フ」を紹介したのは、このブログの第4回(id:dmworldhh:20050618)!!
そんな昔からブログを書き続けているのですね。
HIEDAによるRemixで、オリジナルと比べると、一層「大人」な感じがでています。
タイトル通り、夜を感じさせる曲なのですが、不思議とエロスを感じないんですよねえ。
リリックから言うと、エロスを感じてもおかしくないんですけどね。
トラックの妙で、すごく「大人のおしゃれ」を感じさせます。
Soweluの作品集『Heads or Tails ?』にも収録されていますが、そこではSowelu名義でMiss Mondayがフィーチャリングされている格好になっています。